社員紹介

中途採用

鹿児島大学
工学部 機械工学科 卒

2022年2月中途入社

Y.Wさん

今やっている仕事内容を教えてください

サーモモジュール(ペルチェ素子)を使用した製品の設計業務とその製造にあたっての治具作りなどをメインで行っています。サーモモジュールは電気を流すことで吸熱と発熱を制御するデバイスであり、医療機器に使用されたり車載関連で使用されたり、半導体製造装置内でも使われるものです。
技術開発グループでは、製品を量産する際に必要な業務を行っており、最適なサーモモジュールの選定や設計、仕様書および図面の作成、検査方針の決定などをしています。
また量産にあたってのリードタイムの計算根拠となるデータ収集や製造における手順書および治具の設計・製造も担当しています。前職では設計と現場では考えの違いが大きいと感じていましたが、現在生産技術の仕事を行うことで、両方の意見を汲み取りながら仕事ができるポジションで仕事のやりがいを感じています。

仕事での具体的な出来事などを教えてください

中国のグループ会社から製品を輸入して、千葉工場で付加価値を付けて販売する製品の仕様書作成を行っています。中国での仕様と日本での仕様では異なる部分もあり、図面の作成や検査方針の作成をしています。
事前に性能検査を行うことも重要で、日本の仕様にあわせた検査方法の確立なども行い、多岐に亘って仕事ができる状況です。
量産にあたっては自分でも製造してみて、治具の必要性を検証し、その治具自体を3Dプリンターで製造するなど、手順書化してスムーズに製造できる準備を行っています。
自分なりに検討して実施していますが、上司や先輩からの指摘で気付かされることもまだまだあり、視野の狭さを感じさせられることもあります。

就職してみてどうですか

新卒の頃は、長期的に売り続けられる製品を作る会社に絞って、設計の仕事ができる会社選びをしていました。
ただ、コロナの影響で需要も大幅に減り、設計の仕事も減ってしまい、会社の先行きに不安を感じるようになったため、転職を決意しました。
当社はコロナ禍であっても売上が向上しており、前職とは大きく異なる業界になりますがチャレンジしてみようと考えました。入社してみて個人の裁量権が非常に大きいことに驚きました。
何か1つのことを行うにしても手続きが多いのではと思っていたのですが、先輩や上司に相談するとすぐやってみようと言ってくださり、フットワークが軽く、いろいろなことにチャレンジできる環境があると思っています。
会社の安定性を求めるよりは、仕事に対する考え方やスキル向上をして、個人としても成長できる会社に就職できたことが良かったと感じています。